狐猫国設定
オープニングムービーと二つの呪い設定はガン無視。時代考証もあえてしていません(笑)。
世界は空前の鬼退治ブーム。龍神国の親戚・狐猫暦は、鬼退治ブームの波に乗って一旗あげようと北陸の地を目指す!

狐猫初代三姉妹
狐猫暦(こねこ こよみ)
狐猫国初代店長。雑貨屋を作る夢を持って故郷を飛び出した。
「ラ イバル店が少なくて、今後の観光客増加が見込めそうな場所=北陸新幹線が開通する北陸」と言う考えから、石川県に引っ越して店を開いた。派遣される鬼の強 さをあげてもらうための清明社長との 二度目の商談で、店の現状に容赦ないダメ出しをされる。その際、清明社長が「天界にいる凄腕経営コンサルタントの夜鳥子を雇うのを勧めます」と話している のを碌に聞かずに「店の商品を充実させればいいのね!じゃあ売りになりそうなものを探してくる!」と仕入れの旅に出てしまった。
残されたバイト達には「店長が交渉しに行ったが清明社長に門前払いされた」という断片的な情報しか伝わらず、天界の最高神昼子からの「夜鳥子さんを雇いた いならいつでも言ってね」という伝言のビデオレターも暦が旅に出た後に店に届いた為、「店長宛の手紙を勝手に開封しちゃダメだよね」と言う理由で店の倉庫 に片付けられてしまった。清明社長からは「そろそろ交渉に来てよ…」と手紙が届いたが、これも暦宛だったために開封されずに倉庫にしまわれ続けた。そんな 事情があったため、清明社長との交渉再開までの道のりが無駄に長くなってしまった。
店の方は、「バイト従業員の一人を店長に任命 する」というイイカゲンな経営方針だったが、逆にバイト達が「ダメだこの店長、自分達がしっかりしないと」と頑張ったおかげで店は安定した経営を続けてい る。
現在は、仕入れの為に世界中を飛び回っている。

狐猫渚(こねこ なぎさ)
暦の妹。神社・寺オタク。京都や奈良には行き尽くしてしまったので、「小京都・金沢」へ引っ越そうという姉の提案に即座に乗った。
自国に三つ神社を建てた後は、姉の仕入れに付き合いつつ各地の聖地巡礼の旅に出ている。

狐猫忍(こねこ しのぶ)
暦、渚の妹。温泉旅館マニア。日本一の旅館と名高い「加賀屋」の研究がしたかったので、石川県に引っ越すと言う姉の提案は二つ返事で了承した。
松の湯まで入れる七色温泉を自国に作った後は、姉の仕入れに付き合って隔離の温泉旅館の梯子をしている。

清明さんち
清明さんの両親は、業界最大手の鬼派遣会社の社長と副社長。鬼退治が出来るテーマパークを作りたい商売人は、鬼派遣会社「阿倍清明」の社長と交渉して鬼を 派遣してもらう。最低限の条件を満たせば簡単にランク2までの鬼を派遣してもらえる。が、ランク3以上の鬼を派遣してもらう条件は非常に厳しく、「天界の 凄腕経営コンサルタント夜鳥子でも連れてこないと交渉は成立しない」と言われている。

阿部清明
業界最大手の鬼派遣会社「阿部清明」の社長代行。頻繁に喧嘩と別居を繰り返す両親に心を痛めている。両親には仲良くして欲しいと思っているが、仲裁下手のためいつも夫婦喧嘩に巻き込まれて大怪我をしている。両親の別居中は地上で「鬼派遣会社・阿部清明」の社長 代行を、両親の同居中は天界で「経営コンサルタント会社・鬼斬り夜鳥子」の社長代行をしなくてはいけないので、両親と一緒に暮らせないのが悩み。
派遣する鬼の強さをランクアップして欲しい、という商談を門前払いするのは、天界にいる母・夜鳥子を連れてきてほしいから。

鬼斬り夜鳥子
天界の経営コンサルタント会社「鬼斬り夜鳥子」の社長(ただし、社員はいないので彼女一人の会社である)。同時に鬼派遣会社「阿部清明」の副社長。社長であり夫の■■と経営方針で対立するたびに息子を巻き込み派手な喧嘩をしては家を飛び出して天界に引きこもるはた迷惑な人。非常にビジネスライクなので、クライアントの依頼があれば息子や夫相手でも交渉ごとを引き受ける。

■■■ ■■
鬼派遣会社「阿部清明」の真の社長。会社の方針に関して妻・夜鳥子と意見が対立するたびに息子を巻き込み大喧嘩をして妻を追い出しているはた迷惑な人。クライアントが夜鳥子を連れて来ても、また喧嘩になるのが嫌なので最後の交渉まで顔を出さない。が、マスコット(?)の鬼頭を通して商談の様子は見ている。

神様達
鬼退治を目当てに観光客が集まる=人々の神様への信仰心が集まる、なので観光客が増えるのは神様にとってもメリットが大きい。信仰心=神様にとってのお金 やご飯のようなもののため。暇を持て余した神様達は積極的に中ボス役で鬼退治テーマパーク(迷宮)にやってくる。「何か面白い話をしてね!」と頼まれてい るが、天界は話題が乏しすぎるので話題は夜鳥子に偏っている。
稲荷ノ狐次郎
狐猫国の五穀豊穣担当の神様で、元人間。
貧しい農村に生まれ、「神の怒りが原因で起きた飢饉を鎮めるための尊い生贄」という名目で実の両親に捨てられた。神のいない社に放置され、狐に喰われて死んでいたところを■■に拾われて五穀豊穣の稲荷神になった。
経歴が経歴なので「あたりまえの家族のかたち」を知らず、子供達への愛情表現の仕方も分かっていない。ので、子供達の為だと思って起こした行動が的外れなこともしばしば。
口が悪くツンデレだが、一族のために真面目に仕事をしている。「息苦しい天界を抜け出してきた」と言う口実でしばしば皆の様子を見に来る。愛すべきクソ親父。

還ノ皇女
狐猫国の治水・温泉担当神様。
美しすぎることに悩んでいるので、同じ悩みを持っている志津那夫妻とは気が合う様子。
孔雀院明美や桃果仙と親しく、美容に関してとても詳しい。

福招き美也
狐猫国の商売繁盛担当神様。
本人曰く、「ありがたーい猫神様」。
彼女のおかげか否か、狐猫雑貨店や狐猫旅館は繁盛している。

狐猫国一家
両親
志津那(しづな)
悩み:美しすぎる
龍神国出身。喜怒哀楽がはっきりしていて、子供達より子供っぽい。考えるより先に走り出して、目の前に見えている落とし穴に落ちるタイプ。料理上手で、彼女の作るご飯やお菓子は家族に大好評。
子 供を残す年頃になった頃、当時の当主と交流のあった小鷹国の当主から「うちにも美しすぎて悩んでいる男子がいますよ」と聞き、興味を持って会いに行ったこ とがきっかけで交際が始まる。結魂の儀を経て四人の子供を授かった後、夫の颯一さんや子供や孫と一緒に狐猫国に引っ越してきた。
「この人に会うために私は生まれてきた」と思うほど夫の颯一さんが大好きで、子供達から呆れられるほど仲が良い。
肩書きは狐猫雑貨店店長だが、普段は娘の颯那と一緒に狐猫旅館の厨房の手伝いに行っている。


颯一(そういち)
悩み:美しすぎる
小鷹国出身。フリーダム過ぎる一家をまとめる良きお父さん。超がつく愛妻家。穏やかで優しい性格で、家族の話をにこにこしながら聞く役に回ることが多い。
一方、戦闘でのポリシーは「攻撃は最大の防御。治療など勝ってから行えば良かろうなのだ!」なので、あと一撃で敵を倒せる時は妻子や孫が瀕死だろうと状態異常だろうと攻撃に出る。そのスタンスは子や孫にしっかりと受け継がれている。
妻の志津那が旅館の手伝いに行くことが多いので、息子の志二や孫の颯一郎と一緒に雑貨屋の実務を請け負っている。
子供の頃はふっくらもちもちの輪郭だった。縁談が成立した当時の小鷹国当主様が言うには、昔は他者に対する関心が薄く冷めた子だったらしい。

子供達
颯那(そうな)
信条:泰然自若
龍神国出身。夫妻の第一子。フリーダムドジっ子の母とずっと一緒に暮らしてきたので、母を反面教師にしてかなりのしっかり者。弟や妹の面倒を良く見てい る。が、両親の天然遺伝子はしっかり受け継いだので、時々ドジをやらかす。ドジの現場を見た兄弟にはオヤツを上げて口止めする癖は息子の颯一郎に受け継が れてしまった。冷静な甘え下手。
息子の颯一郎に颯志の中二病が移らないか真面目に心配している。
癖が出るので髪を伸ばせないので、髪が長い鈴那には可愛い髪形をして欲しいと思っている。
志二(ゆきじ)
好物:蓮根
小鷹国出身。夫妻の第二子。一家の中で一番の常識人で苦労人。家族思いの良きお兄ちゃん。爆弾娘の妹とアホの子の弟に振り回される日々。可愛い娘が心のオアシス。しっかりしているようで抜けているところは姉の颯那と似ている。時々、弟の颯志と一緒に羽目を外す。
肌を褐色にして「美しすぎて悩ましい…」と鏡の前で呟いていた過去は黒歴史。
雑貨店を手伝う傍ら、弟の颯志と一緒に畑仕事もしている。
蓮根が大好物なので、加賀蓮根がおいしい石川県への引越しを楽しみにしていた。食事時は、妹や弟におかずを横取りされることがしばしばあるが、蓮根を横取りされそうになると真顔で静かに怒る。
鈴那(すずな)
愛称:爆弾
小鷹国出身。夫妻の第三子。一家の中で一番フリーダム。兄や弟の黒歴史を掘り返しては瀕死に追い込むのが趣味。その時の笑顔の擬音は「にへら」。
父・兄と一緒に暮らしていたので、弟がいても末っ子キャラが抜けない。甘え上手。母相手に父の取り合いをするお父さんっ子と思わせて実はお姉ちゃんっ子。 何かと理由をつけて姉の部屋に入り浸っている。子供の頃、姉の颯那が結ってくれた「シッポーヘアー」がお気に入りで、大人になっても子供の頃の髪形を維持 している。変なところで照れ屋なので、「姉が結ってくれたからこの髪型が好き」とは誰にも言っていない(が、姉以外の全員が知っている)。
両親の中の良さに呆れつつ、自慢にも思っている。
あまり料理は得意ではないので、食事の材料調達(主にジビエハンティング)で旅館の手伝いをしている。
颯志(そうし)
得意:小細工
龍神国出身。夫妻の第四子で末っ子。根は良い子だが基本アホの子で中二病絶賛発動中。ちゃぶ台の上に広げておいてあった日記帳(中二ポエム帳)を母と姉に見られた恥ずかしさ の勢いで家出。親戚の狐猫屋雑貨店に転がり込んで住み込みで働いていた。母・志津那に店を任せる話がまとまったため、清明社長との商談の席には全て同席して いた。そのため、清明親子には色々と思うところがあるらしい(が、うまく言葉に出来ない)。
姉の鈴那とは悪友のような関係。「姉ちゃんを嫁にしようなんて物好きはいない」としばしば口にするが、それは「姉に嫁に行って欲しくない」という気持ちの裏返し。ただ、「嫁に行く」ではなく「婿を迎える」ならNPらしい。
年中無休で彼女募集中だが、友達は多いものの特定の相手はいない。
兄の志二と一緒に畑仕事をしつつ、得意先周りもしている。


孫ズ

颯一郎(そういちろう)
日課:腕立て千回
龍神国出身。颯那の息子。祖父そっくりの外見で生まれてきたので、祖父と父の後を継ぐ形で弓使いになる。
一家の男子達の中では一番背が低い(し、体つきも貧弱)なのを気にして腕立て伏せに励んでいる。某国のチb…小柄で筋肉ムキムキのワイルドな当主様から「正しい筋トレ」をレクチャーしてもらったので、日々の筋トレに余念がない。
孫世代の中では一番年上なので、お兄ちゃんとしてしっかりしなければ!と思っているが気持ちだけが先走って空回りしている。
同じお兄ちゃんでありながら肩の力が抜けている叔父・志二のことは「カッコいいオトナの男」として尊敬している一方、中二病真っ盛りの叔父・颯志のこともちょっとカッコいいと思っている。
コンプレックスが逆噴射して、某世紀末覇者のような女の子と交際したことがあった(が、振られた)。


龍子(りゅうこ)
趣味:すずり集め
狐猫国出身。颯那の娘で、颯一郎の妹。父・玄武のこだわりでアホ毛を生やしているが将来は髪の中に隠す予定。
戦闘ではグイグイ前に出るお転婆で、スタンスは「右ストレートでぶっ飛ばす」の肉弾戦好き。お気に入りは必殺蟹パンチ(潮丸)と右手で握手(凄ノ雄)。天然不器用な兄の颯一郎と対照的にどこまでもフリーダム。
父・玄武の趣味とコレクションを受け継いですずりを集めている。
いとこの雫子ととても仲良し。

雫子(しずこ)
好物:蓮根
小鷹国出身。志二の娘。祖母の志津那にあやかって名づけられ、家族からは「しずちゃん」と呼ばれている。
父に似て堅実で頭が良くしっかり者。一家の中では一番小柄で、一家の女性陣の中では控えめな胸を気にしている。普段はおとなしいが胸の話題には過剰に反応する。滅多に怒らないが怒ると怖い。色恋に関しては潔癖な傾向がある。
いとこの龍子ととても仲良しだが、即断即決即実行の龍子に引っ張られて巻き込まれることもしばしば。
最近は龍子の影響を受けて「右手で握手(凄ノ雄)」がマイブームらしい。


鈴斗(すずと)
得意:記録
拝国出身。鈴那の娘。孫世代では一番背が高く力持ちでどこまでもフリーダム。母以上にフリーダム。
記録が大好きで、常に家族のアレコレを記録している。面白いことがあると記録に夢中になって他がお留守になってしまう。何かと面白いことをやらかしてくれる叔父の颯志といとこの颯一郎に注目する日々。

その他の人々

玄武(げんぶ)
趣味:すずり集め
狐神国出身。颯一郎・龍子兄妹の父。
アホ毛にこだわりがあり、何かと息子や娘にアホ毛を生やしたがる。
志津那一家が引っ越してくる少し前に狐猫屋雑貨店の手伝いに来ていた。その時期に、甥の颯志に付き合って夜鳥子夫妻を殴りに行っている。
現在は天界に単身赴任中。氏神として一家を見守りつつ、颯一郎にアホ毛を生やす機会をうかがっている。

糸音(いとね)
愛称:空気
龍神国出身。志津那の妹。
姉 の志津那が颯一さんと出会った頃、彼への恋心に気付かず悩んでいた時に「悩むなんて姉さんらしくない。自分の気持ちが分からないならもう一度あの人に会え ば良いじゃない」と背中を押した。その後もお邪魔虫を自称しながら姉と颯一さんの交際を見守ってきた。颯一さんから「糸音ちゃん」と呼ばれるのが嬉しいけ どくすぐったい。
颯志が家出した後は、傭兵のバイトと言う名目で狐猫国に行っては甥の様子を見ていた。狐猫国の子供世代からみて叔母にあたるが、「おばさん」と呼ばれると笑顔で蜘蛛子を構える。
志津那一家が狐猫国に引っ越してくる少し前に玄武や志樹と一緒に手伝いに来ていた。現在は氏神として一家を見守っている。

志樹(しき)
口癖:猫はいいネ
龍神国出身。志津那・糸音姉妹の弟。
颯一さんへの恋心を自覚したが行動を起こせなかった姉・志津那に「姉ちゃんらしくない、潔く当って砕けて来れば良いだろ」と背中を押した。が、当って砕け なかったのは正直予想外で「マジか」と思っていた。姉を幸せにしてくれた颯一さんには感謝しているが、いまだに「あの姉ちゃんのどこが良かったんだ?」と疑問に思っている。義兄の颯一さんのことを「義兄さん」と呼ぶタイミングがつかめず、「天然菩薩」と渾名で呼んでいる。
志津那一家が狐猫国に引っ越してくる少し前に玄武や糸音と一緒に雑貨店の手伝いに来ていた。その際に槍使いの奥義を甥の颯志に伝授している。現在は氏神として一家を見守っている。



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